124. ハロウイン騒動

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先日、都内のイベント会社からアトリエに「ファッションビルの装飾として
ハロウイン向けオブジェを作りませんか」
というメールが届いた。

場所は町田の駅近くにあるファッションビルで、
案が通れば仕事として発注する、とのことだった。

地元のそのビルでディスプレイの仕事ができるとあって
興味のあるスタッフは色めきたった。

それから2週間ほど、ああでもない、こうでもないと言いながら案をまとめ、
試作をし、完成予想図を描き、先方にメールで送信した。

結果から言うと、結局(アトリエでオブジェを作る)お話は流れてしまった。
イベント会社の方は喜んで下さったけれど、実際に仕事の発注先になるファッションビルとは予算が合わなかったのだ。

こうやったらいいだろう、とか、ああやったらどうなるだろう、と
直前までやり取りをしたり、試作をしたり、まるで学園祭の前夜のようだった。

後日実際に飾られているオブジェを見たら、私たちが考えたものよりも
もっとずっとシンプルで、カボチャの造形物が二つ、
ころんと造花の中に置かれていた。

なあんだ、こういう簡単なもので良かったのか!と笑ってしまった。

急に降って来た話に皆で全力であたっていくのはとても楽しかった。
いい夢みたなあ、と思っている。