先日、アトリエでクリスマスリースを作るワークショップをした。
以前はクッキーを焼く会を10年近く続けていた。
今年はリースづくりに切り替えてから2年目だろうか。
この日は通っている方のお友達やお家の方も自由にいらして頂くので、
ご一家でご参加下さる方、親戚の子と一緒のひとなど顔ぶれも様々だった。
決まっているのはいらっしゃるお時間だけだ。
ベースと飾る素材、道具を用意しておき、あとはお好きにどうぞ、とお願いしている。
今年は材料にどんぐりや松ぼっくり、バラの実、トネリコの実、サンキライなどなど、
実ものが充実していた。グリーンも、種類も量も豊富で、自然材の多い年となった。
造花でキラキラした感じにするひと、丸いリース全体にみっしりグリーンをあしらうひと、
シンプルなもの、かわいいもの、それはもうさまざまで、見ていて楽しいことこのうえない。
ご家族で参加くださった方は、
めちゃくちゃシックで大人な作品!をつくるお家、三者三様のお家、
収穫祭?テイストのリースのお家、などなど、
何か共通の空気のようなものを感じたりして、それもすごくおもしろかった。
現役で通っている皆さんは、
どんぐりでトナカイを作ったり、羊毛できのこを作ってリースにあしらったり、
ポプリで小さなリースを沢山つくってモビール仕立てにしたりと、
工夫と個性満載のリースが続発した。
大人の生徒さんに至っては、
全員がつるでリースの土台そのものを作ったクラス(!!)もいらっしゃった。
約2時間が一回のワークショップの時間で、一日のうちに何回かやるのだけれど、
ちびっこは時間がおわると自然とほうきを持ち出して床をはき、
片付けをして帰るモードになっていた。
仕上がらない子は自然にそのまま制作するし、早く終わったときは
「さきにかたづけよっか?」という人がいたり。。
作品を拝見するのも楽しかったけれど、
そういうかたづけけっぷりを拝見するのもまた嬉しかった。
「制作後は必ずかたづける」
となると、ただ散らかったものを片付けるだけだから、
やらされてる感があるし、面倒になってしまうと思う。
でも、そうではなくて、
「
制作したら道具や材料、場所にお礼をいう=それが掃除」
というのがアトリエの考え方だ。
そういう考えかただとやらされている感はなくなるし、
複数の人間で片付ける時も自然とフレキシブルに動ける。
アトリエの人なら誰でも、
「時間になっても作品が完成しない、キリがつかない!」という経験はある。
だから、他のひとをみていてそうならば、あいつ掃除さぼってる、なーんて思わないで、
「じゃあ先に自分が片付けやってやろうかな」となる。お互いさまだからだ。
終わらない人は焦って終わらせず、納得するまで作って
次回の片付けにがっつり参加すればいい。
そういうフレキシブルさがあると、
ゆるやかにすすめられていいよね、と思っている。
なんだが説教くさくてアレだが、
ワークショップで掃除について物思う2日間だった。