070. 夏休み

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今年の夏休みは長かった。

アトリエでの夏休みに加えて、制作のためにもう一週間お休みを頂いたからだ。
私がお休みの間は宇都宮先生と深谷先生が開講してくれた。

何年もまとまって制作する時間はとれていなかったので、思い切って時間をいただいた。

休み中はどこに出かけるという予定も組まないで、
朝起きて、散歩に行って、家事をして制作をする、
といった充実した毎日を過ごした。

私立の学校で授業がある日などは、1日で合計すると180人前後の人と話をすることになり、
日によっては何かがいっぱいいっぱいになる日もあるのだが、
それと比べるとこの夏休みはずいぶんしゃべらなかったように思う。

1日の会話トータルが三十分とか、数分の日もあったかもしれないが、
ずっと前からこういう生活だったかのように穏やかに過ごした。

問題は夏休み明けに起こった。

お休み明けに一番最初にお話したアトリエの方は高野さんだったのだが、
内心ものすごく人見知りしてしまったのだ。
ぜんぜん会話がまわらなくて困った。

高野さんは一人暮らしの準備のために物件を探しているところで、
そのお部屋情報のチラシ?を見せていただいたのだが、
「はー。。。」とか「そうですかあ。。。」とかあいづち的な言葉しか出てこず、
しかも顔を見ると照れてしまってますますしゃべれないのだ。

こんなんで社会復帰できるのか非常に心もとないが、
こちらの準備とは関係なくもうアトリエは始まっており、新学期もはじまるので、
自分がどうなるのか、ちょっと楽しみだと思っている。