065. ぼじぼじ

065
18日の金曜日からアトリエを変則時間で開講している。
金曜日は車で送り迎えのお家や共働きのお家が多かったので、
ひと家族がいらしたのみだった。
とはいえ総数では3名のちびっ子となり、いつもはお話しできないひとと話せたし、
いつもは拝見できない作品をみることができて楽しかった。
土曜日はほぼいつものメンバーがそろって、いつものように制作をした。
アトリエの習慣である、時間はじめのクロッキーも、制作後の後片付けもビシッとやった。
会うなり一気に今までのことをしゃべるひと、すぐに前回の続きをやりたくて準備してきたひと、
様々だったけれど、手を動かしながら談笑していると、
部屋全体の雰囲気が、落ち着いて和んでくるのがわかった。

土曜日の小学1年生と2年生の女の子は、今ミニチュアのお部屋を作っている


ひとりの人は、いったん手順やしくみを覚えてしまうとどんどん応用できるひとで、
独自におうちの家具を作っていた。
もうひとりのひとは、今日は部屋に住む天使をつくろう!
ということになった。
紙粘土でつくるとのこと。
アトリエには粘土はかなりの種類がそろっている。
4~5種類あるのだろうか。
使いかけと新品と、特殊なものとを場所を分けて保管しているのだが、
彼女はそのなかでも、最も使用感が悪い、
今はあまり購入していない在庫の紙粘土を選んでしまったらしい。
いろいろ苦心してこねくりまわしているうちに、
「ねえねえ、なんかこれ、ぼじぼじするー!」と言い出した。
ぼじぼじ?
見てみると、体温の高い手で長時間いじっていたため
紙粘土の表面が乾燥し、けば立ちが起こっていた。
これを彼女は「ぼじぼじ」と表現したらしい。
聞いた事はないけれど、すごくぴったりする感じだなあと感心してしまった。
「ぼじぼじですか。。!!いいですねえ、りんちゃんこれどこかで使っていいです?」
と聞いたところ、
「? いいけど?」
と快諾してくれた。

まずは早速コラムで使ったけれど、
あとはどこで使おうか、手ぐすねを引いていま、機会を待っている。