064. ふつうの毎日

064
地震があった。

すごく被害をうけたところもあれば、まったく何事もなかったところもあったと思う。
個人的には、阪神大震災のときも、新潟の地震のときも、
親類縁者がその土地に住んでいたので、
地震はぜんぜん人ごとじゃなかった。

そして今回は、すごく大事な友人が被災地中心部にいて、
数日消息がわからなかったので、本当にあせった

悲しいというより、もう何ができるのかとか、探すので必死で、
はじめはその友人のことで頭も心もいっぱいだったのだけれど、
どんどん探して行くうちにわかったのは、地震の被害規模のすごさだった。

ごはんを食べて、お風呂にはいって、お布団で眠る。
好きなひとや家族、友達とくだらない話をしたり、けんかしたり、
お菓子を食べたり、公園でのんびりしたり。。。
仕事したり、学校に行ったり、ひまでぶらぶらしたり。。。。

そんなふつうの毎日が、どれだけ尊いかと思う。
小さなふざけたアトリエで、なにができるんだって思うけれど、
小さくても、できることはぜったいあると思っている。

テレビを見ても不安で心配になることばかりだけれど、
ちぢこまって個々で怖がっているよりは、
できることをさがしあって乗り切っていけたらいいよなと思う。

これから長い間、きびしい時期がぜったい続く。
それぞれの持ち場でがんばるのができることなのかなあと思う

「主婦だから何にもできなくってもどかしい」なんていう友達もいたけれど、
笑って明るくどっしりしていることだって、できることのひとつだと思う。
コンセントをひとつ抜いたっていい。

アトリエでは、お茶を飲んで、ちょっと世間話をして、手を動かして。。
そんな、「ふつうの毎日」を、
短い時間でも
守るのができることのひとつだと思っている。

不安なひとは、ちょっとの時間でもそこから離れて、
明るい気分になったりしてくれるといいなあと思う。

元気になれば、やれることだってもっとみつかるはずだ。

揺れなかったり知り合いがなんでもなかった人、被災地からとっても遠い人のなかには、
なんでこんなに騒ぐのさって思うとひともいると思うけれど、それは仕方がないかもしれない。

それでいいのだって感じでやっていこうと思う。
 
友人の三宅を探すために手当たり次第の友人知人に連絡して、ヘルプをお願いしました。
すみません。それぞれの皆さんの事情も考えず。。

被害がわかるにつれて、
本当に沢山のひとが行方不明になっているなかで、たったひとりを探すために
大勢の友人知人にお願いする身勝手さを途中から恥じました。
でも探すのをやめることはできず。。
ここはコラムを書く場所なのですが、
関係各位に、重ね重ねお詫びとお礼を申し上げます。