058. ひとみしり

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アトリエに通っている方は、人見知りさんが多い。
もちろん、すぐに新しい環境や人に打ち解けるひともいるけれど、
リラックスしてしゃべるのに1年近くかかった。。。なんて人もそれほどめずらしくはない。

今では誰も信じてくれないのだが、私は大変な人見知りだった。
そのくせ引越しは多いほうだったので、引越しの度にとても苦労したのを覚えている。

だから人見知りでどきどきしている方やちびっ子をみていると、
「ああ、わかる、わかるよ-!」と思ってしまう。

何年もアトリエに通ってきている子はすっかりわがもの顔でくつろいでいるし、
そうでないひともわりあいリラックスしてアトリエにいるのだけれど、
新しい子がくる!となると元々の人見知りさんが顔を出して反応が面白くなってしまう。

どきどきしすぎて「新しい子がくるのやだやだ~!」と言ってみたり、
動きが妙にぎくしゃくしたり、急に無口になったり。。。。。

実際に来ると割合熱心にお世話したりするので面白い。

なので、ご見学に見えられる方がいらっしゃるときには、
大抵1週間前には「○○ちゃんという人がアトリエを見に遊びに来るよ」と
インフォメーションするようにしている。
心の準備をしてもらうためだ。

しかし、最近、「今日これから見学を希望します」「今近くにいますので今から行っていいですか」
といったお問い合わせを頂くことが出てきた。
そんなときはその日はお断りして、
1週間時間をずらしていただくようにお願いするようにしている。
すごく迷って、スタッフの間で話し合った結果だ。

アトリエでは、ばらばらの制作をするため、
あちらでのこぎりを使う人がいればこちらで水彩画を描くひともいる。
低学年でも彫刻刀をつかう人だっている。

とくにちびっ子の場合は道具でケガをしない使い方をレクチャーする場合はつきっきりだ。

前もってお知らせ頂ければ、本人と交渉して
「じゃあ、来週○○ちゃんは彫刻刀はちょっとストップして、
彫刻 刀を使わないこちらをやりましょうか」等々都合をつけられるのだが、
当日となるとそうもいかなくなる。彼等は楽しみにしているからだ。

ご見学を希望されるということは、
アトリエに何らかの興味を持って下さったという事だと思う。
だから、できれば誠実に対応したい。やっつけでなくて、きちんとお話をしたいと思う。

お忙しい方で急にしかお休みを取れない方は、あらかじめ連絡して頂いて、
あとはご都合がついた際にメールやお電話をいただければ
そのままいらしてください、とお願いしている。
ご連絡頂いた時点で皆さんにはお話しておくので、心の準備できており、問題ないからだ。

今日来よう!と思っている方に「来週にしてください」とお願いすれば、
がっかりされるだろうなあ、というのは痛いほどわかっている。ご都合だってあるはずだ。
断れるほど偉くないでしょう!!と思ったり、
申し訳なかったり、色々複雑な気持ちで、かなり心は苦しい。

でも制作が好きな人のための場所ということは、アトリエをはじめた時から全く変わらない。

なので、お断りする方に深くお詫びすると共に、どうぞ、ご理解いただければ。。。。
と思っている。

心苦しいのですが、どうぞご理解をお願い申し上げます。