039. 家庭の会話

039
結婚してもうすぐ3年が経つ。

平日は帰ったら眠るのみ、といったペースの生活なので、
ゆっくり会話をするのは日曜日のみだ。

会話をすると、2人とも興味関心が重なっていないため、
別世界をのぞく思いがしておもしろい。

先日は車の話になった。
私は車はわからないので、おもに聞き役となった。

夫もそれほど詳しくはないとのこと。
でも好みはあるようで、その話となった。

20分程話を聞いただろうか。

その流れで、私が知り合いの学校の先生が車を買いたいらしいが、
何がよいか尋ねられても答えられなかったという話をした。

「じゃあレガシイを薦めたらどうかな。」と夫。

「ふーん・・・?レガシイってどんな車?」

「・・・・・・。」

あまりびっくりした顔をしているので、
何故そんなに驚くのだとたずねると、夫はしばらく黙った後、

「・・・・・・ぼくの車がレガシイだ。」

と言った。

「もしかすると君も乗った事があるかもしれないですよ」

とぽつりと言ったあと、もくもくと夕食を食べる夫を見て、
レガシイだけは覚えようと思った。

セダンが車の種類でレガシイが名前らしい。

本当は未だにわからないが、わかったふりをしている。