031. 大人の時間

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アトリエでの皆さんのやりとりをみていると、興味深いなあといつも思う。

大人のクラスの方は、忙しい方が多いのですれ違いになることも多い。
微妙に重なったりすれ違ったりしている。
皆さん制作が好きなのだろう、気にもせず、アトリエに来て一息いれると
すっと各々の制作へはいっていく。

制作中ずっとしーんとして何も話さないかというと、そう言ったわけでもない。
お互いの作品をのぞきあったり、その週にあったことを話したりしている。

時には制作後のお茶を飲みながら大座談会となったりする時もある。

かといって、べたべたとしている訳でもないし、お茶のみ話がメインのような雰囲気はまったくない。

絶妙な距離感だなあといつも思う。

「大人の自由研究会」と銘打って、大人のクラスの方の有志が集って出かけることもある。
文字どおり「有志」で、参加も不参加もお気に召すまま、といった感じだ。

一度も参加しないからといってなんということもない。
その時参加したい人が楽しんでいる、といった空気だ。

平日は純粋に大人だけの時間が持てるので、じっくり制作し、談笑している。
土曜日は色々な年齢のひとが入り交じっているので、日によってはにぎやかな日もある。

何かの都合でお休みをした方は、次回に長時間制作ができるようにしてあるからだ。
ちびっこが長時間制作している時は、大人のクラスに食い込んだりもする。

先日、この日に運悪く見学があたってしまった方が居て、
さすがにびっくりされていた。悪い事をしてしまったなあと思う。

そんなちびっこが多い日は、大人の方は大変なのではないかなあと思ったりするのだが、さにあらずだ。

奥に静かなスペースがあるので、そこでのんびり制作をされている方もいれば、
話しかけても気がつかないほど集中している方もいる。
ご自分の制作もしつつ、小学生の子と談笑している方もいる。

それぞれ「大人」だからできる技なのだろうか、それとも個々のお人柄なのだろうか。
皆さん自分のペースは崩さずにそれぞれに楽しんでおられる。

こういう雰囲気を見ているにつけ、
なんだか嬉しくなって、このまま、こういった雰囲気でいければいいな、と思う。