025. ロマンスグレー

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最近、見学にいらした方が同じような発言をされる。

「もっと年上で、ロマンスグレーのおじさまが主宰されているのかと思っていました」
私は白髪はまだかろうじてないので、不思議でしかたがない。
ホームページには私の写真も載せてあるのだが、どうもそこは
通過されてしまうらしい。

どうしてなんだろうと、
アトリエにお手伝いにきてくれている二人の先生とも話をしたがわからない。

アトリエをはじめたばかりの頃も同じような感じで、
私がドアをあけると、「先生いらっしゃいますか?」と聞く人が圧倒的に多かった。

「・・・すみません、私が主宰しているのですが・・・」
と言うと、えっと絶句されてしまう。

立派な「偉い人」のオーラが出てないんだろうなあと思うが、
立派感のないことを、自分では気に入っている。
このまま歳をかさねられたらなあと思う。

センセイと呼ばれるのはどうも苦手だ。
今までも苦手だったし、きっとこれからも苦手だと思う。

どちらかというと
「一緒に制作しましょう、知っていることであれば喜んで対応しますし、
わからない分野なら一緒に勉強しましょう」
といったスタンスだからだと思う。
制作はいつまでも修行の身だと思っている。

小学生の人にとってのオトナは、「センセイ、家族、近所のヒト、知らないヒト」
といった分類が普通らしく、名字では呼びづらい事がわかったので、
ちびっ子のクラスでは先生で通してしまっている。
かわりに大人のクラスでは「なるべく名字でお願いします」とお願いをしている。

いずれにしても、見学にいらしてくださった方を
驚かせるのはやっぱり申し訳ない気がしている。
やはりここは、ロマンスグレーなかつらを買おうかどうしようか・・・。

そのあたりは要検討だと、けっこうまじめに思っている。