022. ネタと善意

022
今アトリエには、善意でお手伝いに来てくれている方が2人いる。
それぞれ曜日は別々で、ほとんど丸一日、皆さんと制作してくれている。

アトリエの「仕事」はじつは意外に細々とした裏方作業が多く、
それぞれがとても地味なものだ。

でも、それがいらして下さっている皆さんが
リラックスできたり、制作に取り組みやすい環境に繋がっているので、
のんびりが身上のアトリエといえど、そこは手を抜く事はできない。

なによりありがたいのは、お手伝いにきてくれている
彼等がそれらを淡々と行い、むしろ楽しそうに過ごしてくれていることだ。

なんだかうれしいなあ・・・と常々思っている。

二人とも、私とは専門が別で、彫刻出身の方なので、
私にも、皆さんにも勉強になるし、彼等にとっても「勉強になる」らしいので、
いいことづくめだ。

アトリエではいつもお茶とお菓子がでて、まずは一息ついてから
それぞれの制作にはいるのだけれど、いらして下さっているかたが
お茶菓子を持って来てくださる事も多い。
お願いしたわけでなく、だんだん自然にそうなった。

手作りだったり、おもしろお菓子だったり、コンビニの袋菓子だったり
色々だけれど、うれしさに変わりはない。みんなでわいわい言いながら
食べている。

他にもたとえば、
新しく入られてちょっぴり緊張している方に、そっと声をかける方がいたり、
元気のない子がいるとまわりの子が一生懸命盛り上げようとしていたり、
あたりまえの事なのかもしれないけれど、そういうことを見ていると、
アトリエやっててよかったなーと思ったりする。

ある先生に、「現実離れしたところだ」
と言われたことがあるが、別にいいではないか、と思っている。
世の中せち辛いばっかりじゃないもんね、と思ったりしている。

実際に、集まってくる方は何故か地味に面白い方が多い。
毎週おもしろエピソードが満載だ。
毎回ネタの宝庫。

それがアトリエアルケミストなのかなあ、と最近は思っている。