019. ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら

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古本屋さんで、「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」という本を買った。

ティル・オイレンシュピーゲルといういたずら者が、
とんちの効いた悪さの限りをつくして村々を渡り歩くというお話だ。
ティルは、ドイツでは知らない人はないという、昔ながらのお話上の人物とのこと。
日本でいう『きっちょむさん』や『一休さん』のやんちゃ版みたいなものだと思う。

この本は、主人公ティルのいたずらごとにいくつもの短いお話が連なっている。
いたずらのむちゃくちゃさ加減が痛快で、おもしろく読んでいくと、
一瞬思考が止まる文章が目に止まった。

「・・・ティル・オイレンシュピーゲルに、花嫁のばばがご機嫌をとろうと、
ひらりと鮮やかなジャブを繰り返しました・・」(第67話より)

(??おばあさんがジャブ・・・そんなまさか)と思ったが、
頭の中にはおばあさんが、鮮やかなジャブを繰り出す姿が浮かんだ。

(むかしのドイツはすごいなー)と思いながら読み返すと、

『・・・ティル・オイレンシュピーゲルが花嫁のばばのご機嫌をとろうと、
ひらりと鮮やかなジャンプを繰り返しました・・』だった。

やはり読み間違いで、
主人公がおばあさんを面白がらせようとジャンプをしただけだった。

やっぱりなあ。

しかしあまり面白い読み間違いなので、笑ってしまった。