テレビデオはまだ現役

昭和の日、我が家の電子レンジが壊れた。冷凍ごはんを4分掛けても、汗をかいただけで凍ったままだったのだ。

少し機嫌が悪いのかも、と思ってちょっと時間を空けたり一晩空けたり、トースター機能にしたりオーブン機能にしたりボタンひとつで熱燗機能にしたり、いろいろやってみたけれど大きくブゥーンと唸るだけでまったく効果は無かった。
 
彼、もしくは彼女は(フランス語では男性名詞、ドイツ語では女性名詞なのだそうだ。スペイン語の複合名詞は更に混乱を招くので除く。)昭和の生まれでこそなかったものの前世紀の生まれで、進学のために上京するとき地元で買い求めたものだ。かれこれ人生の半分ほどを共にいることになる。
同時に買い揃えた洗濯機は屋外に置いているからか機嫌を損ねることが多く、そろそろ…と思いつつ5年以上経った。まさか彼女より先に逝くとは。(洗濯機は仏独西いずれも女性名詞だった。)

毎日毎日、冷凍ごはんを温め、野菜を下茹でし、ホットミルクを一杯分だけ作ってくれたレンジ。当初はオーブン機能が嬉しくて連日グラタンを焼き、体重増進に大いに貢献したレンジ。長い間休みなくずいぶんと働いてくれた。
思えば彼/彼女の生まれた時、塚原さんなんかはまだ幼児だったのだ。かなえちゃんに至ってはもしかして生まれて無いんじゃないか???いやはや。

そういえば実家に以前あった2ドアの冷蔵庫はわたしと同じ年の生まれで、子供ながらなにか連帯感のようなものがあった。やはり壊れてしまった時はとても悲しかった。新しい冷蔵庫の自動製氷機能に夢中になるまでの話だけど。

連休中は電気屋さんやリサイクルショップをのぞいてみるつもりだが、レンジの無い生活をちょっと送ってみてもいいなと思っている。
レンジで横着してて全然使ってなかった蒸しもの用の穴開き底上げ皿(?)を出して明日からのお弁当に備えよう。
 
  

 

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